リチャードソンジリス | |||
「ミニプレーリードッグ」として販売されていることがありますが、プレーリードッグの一種ではなくジリスの仲間です。ペットとして飼われているジリスの中ではもっともポピュラーで、飼いやすい種類です。 社会性が強く、人によくなつきますが、プレーリードッグよりは個体差が大きく、ほとんど慣れない個体もいます。 ジリスの中では珍しく、ほお袋をもっています。 |
|||
ポピュラー度 | ★ |
飼育情報などはまだまだ少ないです。何かあったとき診察してもらえる病院もそれほど多くないので、事前に見つけておきましょう。 |
|
なつきやすさ | ★★ | 子どもの頃からきちんと世話すれば基本的によくなつきますが、個体の性格によってはほとんど慣れないこともあります。購入する際に人を怖がらないものを選ぶとよいでしょう。一旦なつけば撫でると喜んだり、鳴いて飼い主を呼んだりします。ただし冬から春の発情期には人慣れしている個体でも凶暴化することが多く、とくにオスはひどく暴れたり噛みついたりすることが多いようです。 | |
世話しやすさ | ★★ | 主食は牧草です。トイレは覚えないことが多いので、こまめな掃除が必要です。運動不足やストレスの解消には、ケージから出して部屋の中を散歩させることが有効ですが、何でもかじりたがる習性と地面を掘りたがる習性のため、部屋や家具がボロボロになります。散歩中に尿や糞をしてしまう個体もいます。 | |
大きさ | ★★★ |
25-36cm、370-470g 尻尾は4-10cm。 |
|
静かさ | ★ | 鳴くかどうかは個体差が大きく、うるさいくらい鳴く個体もいれば、ほとんど鳴かない個体もいます。ストレスを感じたり発情期になるとよく響く甲高い声で鳴き続けることがあります。 | |
夜 / 昼行性 | ★★★ | 昼行性の動物です。 | |
暑さ耐性 | ★ | 25℃ 野生ではひんやりとした地下の巣穴に住んでいるので、暑さに弱いです。 | |
寒さ耐性 | ★★ | 15℃ ジリスは冬眠する動物ですが、冬眠は体力を消耗する行為で、そのまま死んでしまうこともあります。さらに昼は暖房で温かいのに、夜になると急激に冷え込む屋内での生活は、野生環境以上に負担がかかり、大変危険なので、夜間も温度を保てるペットヒーター等が必須です。 | |
ストレス耐性 | ★★ | 音に敏感で、テレビなどの音のほか、屋外から聞こえてくるカラスや犬の鳴き声などに対しても怯え、ストレスで体調を崩したり、自分で自分を咬むことがあります。 | |
寿命 | ★★★ | 5-10年 | |
多頭飼育 | ★★ | 野生ではコロニーも形成しますが、基本的に単独生活をしています。同居させる場合、オス同士は縄張り争いになることが多いので、メス同士がよいでしょう。 | |
繁殖しやすさ | ★★★ |
発情期:冬~春 産子数:4-12頭 |
コロンビアジリス | |||
「ミニプレーリードッグ」として販売されていることがありますが、プレーリードッグの一種ではなくジリスの仲間です。 リチャードソンジリスよりもやや大きく、美しい毛色が特徴で、写真のように赤褐色のものや、灰色がかったものがいます。 やや慣れにくいと言われていますが、一旦なつくと本当によく甘えます。 |
|||
ポピュラー度 | ★ |
飼育情報などはまだまだ少ないです。何かあったとき診察してもらえる病院もそれほど多くないので、事前に見つけておきましょう。 |
|
なつきやすさ | ★★ | プレーリードッグやリチャードソンジリスよりなつきにくく、個体差もありますが、一旦慣れればとてもよくなつき、撫でると喜んだり、鳴いて飼い主を呼んだりします。とくに子どものときから育てるとよくなつきます。ただし冬から春の発情期には人慣れしている個体でも凶暴化することが多く、とくにオスはひどく暴れたり噛みついたりすることが多いようです。 | |
世話しやすさ | ★★ | 主食は牧草です。トイレは覚えないことが多いので、こまめな掃除が必要です。運動不足やストレスの解消には、ケージから出して部屋の中を散歩させることが有効ですが、何でもかじりたがる習性と地面を掘りたがる習性のため、部屋や家具がボロボロになります。散歩中に尿や糞をしてしまう個体もいます。 | |
大きさ | ★★★ |
33-41cm、340-820g 尻尾は5-12cm。 |
|
静かさ | ★ | 鳴くかどうかは個体差が大きく、うるさいくらい鳴く個体もいれば、ほとんど鳴かない個体もいます。ストレスを感じたり発情期になるとよく響く甲高い声で鳴き続けることがあります。 | |
夜 / 昼行性 | ★★★ | 昼行性の動物です。 | |
暑さ耐性 | ★ | 25℃ 野生ではひんやりとした地下の巣穴に住んでいるので、暑さに弱いです。 | |
寒さ耐性 | ★★ | 15℃ ジリスは冬眠する動物ですが、冬眠は体力を消耗する行為で、そのまま死んでしまうこともあります。さらに昼は暖房で温かいのに、夜になると急激に冷え込む屋内での生活は、野生環境以上に負担がかかり、大変危険なので、夜間も温度を保てるペットヒーター等が必須です。 | |
ストレス耐性 | ★★ | 音に敏感で、テレビなどの音のほか、屋外から聞こえてくるカラスや犬の鳴き声などに対しても怯え、ストレスで体調を崩したり、自分で自分を咬むことがあります。 | |
寿命 | ★★★ | 5-10年 | |
多頭飼育 | ★ | 原則1頭につき1ケージ用意してください。 | |
繁殖しやすさ | ★★★ |
発情期:冬~春 産子数:2-9頭 |
ダウリアハタリス(タイレンハタリス) | |||
「ミニプレーリードッグ」として販売されていることがありますが、プレーリードッグの一種ではなくジリスの仲間です。 ペットショップで「ハタリス」として売られているのは、一般的にこのダウリアハタリスで、別名タイレンハタリスともいいます。 ジリスの中ではなつきにくく、小さい頃から育てた個体でも噛みついてくることがあります。 |
|||
ポピュラー度 | ★ |
飼育情報などはまだまだ少ないです。何かあったとき診察してもらえる病院もそれほど多くないので、事前に見つけておきましょう。 |
|
なつきやすさ | ★ | ジリスの中でもなつきにくく、せいぜい餌を手渡しで受け取るくらいという個体が多いです。小さい頃から育てても噛みついてくることがあります。冬から春の発情期には人慣れしている個体でも凶暴化することが多く、とくにオスはひどく暴れたり噛みついたりすることが多いようです。 | |
世話しやすさ | ★★ | 主食は牧草です。トイレは覚えないことが多いので、こまめな掃除が必要です。運動不足やストレスの解消には、ケージから出して部屋の中を散歩させることが有効ですが、何でもかじりたがる習性と地面を掘りたがる習性のため、部屋や家具がボロボロになります。散歩中に尿や糞をしてしまう個体もいます。 | |
大きさ | ★★ |
16-27cm、 尻尾は約3cm。 |
|
静かさ | ★ | 鳴くかどうかは個体差が大きく、うるさいくらい鳴く個体もいれば、ほとんど鳴かない個体もいます。ストレスを感じたり発情期になるとよく響く甲高い声で鳴き続けることがあります。 | |
夜 / 昼行性 | ★★★ | 昼行性の動物です。 | |
暑さ耐性 | ★ | 25℃ 野生ではひんやりとした地下の巣穴に住んでいるので、暑さに弱いです。 | |
寒さ耐性 | ★★ | 15℃ ジリスは冬眠する動物ですが、冬眠は体力を消耗する行為で、そのまま死んでしまうこともあります。さらに昼は暖房で温かいのに、夜になると急激に冷え込む屋内での生活は、野生環境以上に負担がかかり、大変危険なので、夜間も温度を保てるペットヒーター等が必須です。 | |
ストレス耐性 | ★ | 非常に臆病。音に敏感で、テレビなどの音のほか、屋外から聞こえてくるカラスや犬の鳴き声などに対しても怯え、ストレスで体調を崩したり、自分で自分を咬むことがあります。 | |
寿命 | ★★★ | 5-10年 | |
多頭飼育 | ★ | 原則1頭につき1ケージ用意してください。 | |
繁殖しやすさ | ★ |
発情期:期 産子数:5-9頭 |
オグロプレーリードッグ | ||
飼育に比較的手間のかかる動物です。事前にきちんと調べてから飼う決断をしましょう。 地上性のリスの仲間で、ジリス・ハタリスよりも一回り大きいです。 大きいぶん知能が高く、人によくなつきます。記憶力がよく、同じ人間を半年経っても見分けることができるといわれています。 現在、野生のプレーリードッグは感染症を媒介する危険性があることから輸入が禁止されており、飼育環境下での繁殖も難しいことから、入手は困難になりつつあります。 |
||
ポピュラー度 | ★ |
ペットとして飼う際の飼育情報はまだまだ少ないです。何かあったとき診察してもらえる病院もそれほど多くないので、事前に見つけておきましょう。 |
なつきやすさ | ★★★ | よく人になつき、撫でてやると嬉しそうにしたり、鳴いて飼い主を呼んだりします。ただし冬から春の発情期に凶暴化することが多く、とくにオスはひどく暴れたり噛みついたりすることが多いようです。 |
世話しやすさ | ★★ | 主食は牧草です。トイレは覚えないことが多いので、こまめな掃除が必要です。写真などでハーネスをつけて屋外を散歩しているものも見かけますが、人通りや自動車の音などを怖がらず、散歩に行きたがるプレーリードッグは少数派で、野良猫やカラスなどの糞から感染症にかかることもあるので、基本的には生涯室内で飼うことになります。運動不足やストレスの解消には、ケージから出して部屋の中を散歩させることが有効ですが、何でもかじりたがる習性と地面を掘りたがる習性のため、部屋や家具がボロボロになります。散歩中に尿や糞をしてしまう個体もいます。 |
大きさ | ★★★ |
35-42cm、900-1400g 尻尾は7-12cm。メスよりオスの方が一回り大きいです。 |
静かさ | ★ | 普段の鳴き声はあまり大きくありませんが、危険を感じたときに発する警戒音声は「キャンキャン」という子犬のような鳴き声でそこそこ響きます。発情期にはずっと鳴いている個体もいます。単独飼育より多頭飼育の方がよく鳴く傾向にあります。 |
夜 / 昼行性 | ★★★ | 昼行性の動物です。 |
暑さ耐性 | ★ | 25℃ 野生ではひんやりとした地下の巣穴に住んでいるので、暑さに弱いです。 |
寒さ耐性 | ★★ | 15℃ プレーリードッグの中では珍しく冬眠はしませんが、寒くなってくると眠っている時間が長くなり、温度が下がりすぎるとそのまま目を覚まさないこともあるので注意が必要です。急な温度変化に弱いので、飼い主が部屋にいる間だけ暖房をつけるといったことは控えましょう。 |
ストレス耐性 | ★★ | 音に敏感で、テレビなどの音のほか、屋外から聞こえてくるカラスや犬の鳴き声などに対しても怯え、ストレスで体調を崩したり、自分で自分を咬むことがあります。 |
寿命 | ★★★ | 7-12年 ストレスの多い飼育環境では5年程度で死んでしまうこともあります。 |
多頭飼育 | ★★★ | 野生ではオス1匹にメス数匹の群れで暮らしており、単独飼育より多頭飼育の方が落ち着くようです。群れで行動する他のげっ歯類と同様、単独飼育の方が飼い主になつきやすくはなります。多頭飼育の場合、オス同士は縄張り争いになることが多いので、メス同士での飼育がおすすめです。 |
繁殖しやすさ | ★ |
発情期:冬~春 産子数:2-10頭 |